広告などのラッピングはバスでよく見かけていましたが、最近では営業車のラッピングも珍しくなくなりました。では営業車にも広告が掲載されているのか、といえば違います。営業車には自社に関する情報がラッピングされていることが通常です。例えば社名や会社の電話番号、何をしている会社なのか、といった情報が主です。

短い情報ながらも、的確に会社の情報を載せることが重要になり、また文章だけでなく、絵を使ってどのような会社かを表現することもあります。ラッピングされている営業車を見ると、車全体に情報を載せていることはあまりなく、ハッチバック付近もしくはドア付近といった具合に、車両の平面部分に掲載していることが多いです。これは走行中に歩行者や後方者の目につきやすい部分に掲載することで、情報を目立たせたり無意識的に誰かの目に情報をインプットしたりする効果が期待できます。情報を短くかつ目立たせて載せる場合には、インパクトを強くする必要があります。

そういった点では絵を使用する、ということはとても重要になります。修理業者であれば工具の絵にしたり、デイサービスの送迎車両であればお年寄りの絵を掲載しても分かりやすいでしょう。文章よりも、絵の方がパッと見た時に相手に伝わりやすいことは時としてあり、特に営業車のラッピングではそれが強く言えるかもしれません。短い言葉や絵で的確に情報を誰かに伝えることが出来るのであれば、新聞や情報誌に頼らない、という選択肢が増えるのかもしれません。